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Tag: べテルギウスの祈り~Bon Vivant~楽しく生きる 9/22 select Song by I've been the one who has been frightened by Little Feat

べテルギウスの祈り~Bon Vivant~楽しく生きる

臆病者という過去系の生き物にならないための休息

先週の続きではないがここのところ天候にも恵まれ夜はホントに星空が綺麗に瞬いている。たまにはいくら天文学的な研究が進もうとも人間のはじき出す数字も理論を用いても想像することが出来ないロマンある世界というのはこのような混迷しきり燃えたぎる世界では一服の涼である。
ということで、輝きのある星の話題で秋の夜長を満喫するのも悪くないかな。

画像の説明

シリウス、プロキオンと冬の大三角形を形成している星の一つオリオン座1等星のベテルギウスが最新の観測で、形は楕円(だえん)形にゆがみ、1970~80年代の記録と比べると、直径が2~3倍になっていたという。
地球から約600光年。何か我々は想像すら出来ない世界なのだけれど、近く爆発する兆候との見方もあるが、詳しい原因は謎だという。

早ければ今年中にも、超新星爆発というのを起こし消滅するという。ほんとか??今年消滅が地球で確認出来るってことはもうすでに爆発~消滅しているということなのか?このへんよくわからないが。
そもそもこの赤い超巨星は、地球からは640光年離れており、直径は太陽の800倍、質量は太陽の20~30倍、表面温度は単位すら良く解らないが約3300ケルビムなのだそうだ。素人判断であっているのか解らないが、解りやすく言うと、地球サイドから観ると、爆発すると満月ほどの明るさとなり、面積あたりでは満月の約100倍ほどのギラギラ度。二つ目の太陽となり約2週間この状態が続き、夜でも日中のような明るさになり、夜が3カ月程度来ないそうだ。さあ、はたしてこの赤い超巨星のロマン劇場は地球というステージで繰り広げられるのか。

画像の説明

といっても多分、今年起こるか100万年後に起こるかってのは実際のところ確固たる
データーも理論もないのだ。

画像の説明
さてさて、そうですか、何人かの皆さんANAの飛行機に乗られたのですね。確かに私の投稿した文がANA機内誌“翼の王国9月号”に掲載されました。誰かが察してらっしゃる通りblogではプライベートは見せない主義の私にとって少しプライベートな内容なのでblogには載せないつもりでしたが一般的な読み物として捉えることも出来るし、ご要望も複数あったし、結構見られてるようなので本日公開することにします。

この文章は非常に不順な動機で投稿したのです。というのは、採用された方には高級腕時計が頂けるというのに飛びついて、今年の5月に東京に行った際に飛行機内で書いた文章を今年の5月に投稿したものです。ところが今月から景品が高級腕時計から高級牛皮のネームタグに変更になったようでそれが送られて来ました。少々残念というのが実感です。(笑)

以下がANA掲載文です。

Bon Vivant~楽しく生きる

吹き抜ける風も肌に優しいこの季節になると、雲のじゅうたんを見下ろすANAの翼に乗り東京までの短い空の旅がもう7年位恒例となっている。出張というビジネスワークの旅なのだが、2人の子供達に会うという親としてささやかな楽しみもそこにはある。行きの飛行機では抜けるような青空。遥か彼方まで均一な色で藍色に染められたスクリーンのように空一面を覆う“天空の妙”に魅了された。

午前中に到着し夕方までに仕事を済ませ、夜は子供達とホテルで食事会。今年は38階の夜景の綺麗なレストランを選択しスカイツリーもよく見えた。海外旅行の好きな娘との会話「今行きたい街NY、パリ、ミラノ」既に頭の中で旅は始まってるようだ。映画好きの息子が会話に加わる「時々、過去の歴史や今の自分の生活さえ映画のようにフィクションに思いたくなる」二人、それぞれこの大都会で暮らして行くのに段々自分の感覚で物事を捉え出した気がした。食事の締めデザートのメッセージプレートとしては私の好きな言葉“Bon Vivant~楽しく生きる“を2人に贈った。

帰りの飛行機から見えた光景は、穏やかな海原にゆらゆら漂う波に光が降り注ぎ白くきらきら輝いていた。また来年もこの情景を見るのを楽しみにしている。
(掲載文 終わり)

政治や社会の不条理をいくら嘆いて声を上げても権力の持ついびつで陰湿な巨大な力でつぶされる。法に触れなければいいギリギリのところで人を持て遊び、人間という生き物が、生きているという確かな鼓動を胸に感じ、気だるさを感じながらも朝、眼覚め昼営み、こなし、夜眠りにつく。休みはちゃんと休む。

こんな当たり前の周期、基準さえ乱されつつある現代という不確かな時代。疲れもピークに達している皆様、自律神経を和らげるためにも優しい夜風を受けながら夜空を眺めましょう。ほんの束の間だけど自分の過去と未来をも超越している星の寿命に想いを馳せて投影される大自然のプラネタリュウム。オリオン座1等星のベテルギウスも超新星爆発を起こすように世の中の仕組みが変わり自分で工夫して楽しく生きれる世の中が来ることを祈ってくれているだろう。
ふと我に返って満天の星空を眺める休日も悪くわない。

画像の説明

本日はとっておきの作品をご紹介しましょう。前にWillin’という詩をこのblog でも取り上げたLA出身のLittle Feat という粋なバンドの1971年リリースのFirst Albumに納められていた、“I’ve been the one who has been frightened”という詩です。私流に訳すと”臆病者という過去系の生き物 そんな男でしかない”かな。後に彼らのトリビュートアルバムで、Jackson Browneもカバーしている玄人受けする隠れた名曲です。

私は彼らのアルバムの中で名盤と言われる“DIXY CHIKEN”よりもセンス溢れる”Sailli'n Shoes"よりも荒削りで方向性を探し迷い悩んでいるこのFirst Albumが大好きです。この詩ではスライドギターの名手ライ・クーダ―のスライドも唸りをあげていて最高です。ジャケットも良いです。殺伐とした街にペンギンのように直立前傾姿勢でそれぞれの未来を探しているかのような4人、背後には抜けるような青空が印象的。

詩の内容は人間、皆自分の過去を引きずりながら見えてこない明日に向かって進んで行かなければなりません。そんな自分との葛藤を詩にして表したものです。いつの時代も誰もが感じる、痛み、不安、ジレンマ、不条理、等、人間という生き物の感じるもっとも内面的で自己犠牲を伴う内省的な感情。
これらは明確な答えは無くそれぞれ自分が導き出す色もついてない不確かで流動的なものでしかない。痛みを伴い燻って見えない明日でも進んでいかないと臆病者という過去の生き物で燻り続け霧は晴れて来ないようだと迷いの中で答えを探している真剣な想いの詩です。

I've been the one who has been frightened

Written by Lowell George (Little Feat)

I’ve been the one who has been frightened
And almost bome away
By the very thoughts that I feared yesterday
And it must be dust or smoke that’s in my eyes
How can I Cry about something from someone
That I won’t see

Oh my friend all say she had her chance
Ya know a fool is just afool
Let’s go shoot some pool

And I’ve tried everything that whiskey cures
But the pain endures
And now I’m feeling that pain
I put my pride in my pocket
That’s how I’ll spend my loneliest days
And it must be dust or smoke that’s in my eyes

Don’t know what to do
Hold the lamp above the rafters
These smoke-Filled room will not replace her

I’ve been the one who has been frightened
And almost bome away
By the very thoughts that I feared yesterday
And it must be dust or smoke that’s in my eyes

I've been the one who has been frightened

訳 詩 by yasushi Haruno

僕は昨日までの苦しみに取り憑かれて怯えている
そんな男でしかなかった
眼に染みわたる涙も 埃か煙のせいに違いないと
見えもしない何かに対して 涙が零れるわけじゃないと言って
見えもしない何かに対して苦しんでいる僕が居た

友達は皆、彼女にもチャンスはあると言うが
馬鹿はいつまで経っても馬鹿でしかなく
そんなこと考えてると あほらしくて“玉突きに行こう”って気分になってしまう

僕はお酒による人体のあらゆる治療法を試してみた
だけど胸に染みわたってる苦しみには 効き目が無いみたいで
その痛みを心に感じながら
ポケットには“自分“というプライドの欠片を潜ませて
これからも石ころだらけの道をただひたすら歩んで行くしかないみたいだ
眼に染みわたる涙は 相変わらず埃か煙のせいにして

本当のところどうしていいのか解らないんだ
たる木の上にランプをのせて照らしても
この煙まみれの燻った部屋では この先の未来なんて見えてこない

僕は昨日までの苦しみに取り憑かれて怯えている
臆病者という過去系の生き物 そんな男でしかない
眼に染みわたる涙は 埃か煙のせいにして
本当の痛みから眼をそらそうとしているだけの臆病者という過去系の生き物

youtubeオリジナル音源 ↓

http://www.youtube.com/watch?v=cs94a1X9BTA

Jackson Browneのカバーバージョン こちらも素晴らしい!!↓

http://www.youtube.com/watch?v=t2gz189QSjw



コメント

  • いいですね。ANA掲載文、温かくてふんわかで心が伝わる。yasushiさんらしい素晴らしい内容。今日の詩もとても素敵です。このベクトルのこの人が大好き。 -- yu 2013-09-22 (日) 22:48:11
  • 観れるものなら2つの太陽みてみたいな。ほんとこの世の争いごとやつまらないエゴでの意地の張り合いで命まで落としてる人間は愚か者の象徴かもしれない。
    頭をやすめる休養って必要だな。 -- マグナかるた 2013-09-22 (日) 22:51:23
  • 現在地球上から見えるベテルギウスは640年前の姿ですので、ひょっとすると実際のベテルギウスは超新星爆発を起こしてすでに消滅しており、この宇宙にはもう存在していない可能性もあります。
    なんだかとても現実離れした話だよな。でも頭休めるにはいいかもな。

    いい詩だな~詩の内容も音的にもシンプルでいい! -- ソドム 2013-09-22 (日) 23:01:34
  • こんな宇宙の神秘を目の当たりにする機会が訪れるのかな? 今年中にも訪れるかもしれないベテルギウスの超新星爆発。真昼に見える2つの太陽を拝んでみたいですね。

    -- 応仁のLAN 2013-09-22 (日) 23:10:15
  • この詩はローエルジョージの初期の渾身の詩だな。Zappaさんのもとで活動してた時期に書き上げたものだと思う。なんともやるせない詩の表現がたまらない音にのって心に響く。yasushiさんの訳もいつもながら絶妙で素晴らしい!! -- main man 2013-09-22 (日) 23:18:15
  • 心和む素晴らしいコメントと染みわたる素晴らしい詩です。 -- どこものこ 2013-09-23 (月) 11:57:09
  • このリトル・フィートのデビューアルバムのジャケットは後にライ・クーダー夫人になる女性が撮影した写真。この時期のLA音楽界はすごい。ジャクソン・ブラウンともこのグループは親交があったし、イーグルス、ポコ、クロスビー&ナッシュ、ニールヤング、バッファロースプリングフィールド、ドアーズ、Zappa,CCR,Doobie Brothers,
    全てこの時代のアーティスト。 -- ホットチョコレート 2013-09-23 (月) 12:03:49
  • 政府は「解雇しやすい特区」なるものを検討している 秋の臨時国会に法案提出予定。
    解雇特区はたぶん外国人労働者への差別待遇の合法化みたいな見せかけでスタートする。
    考えの浅い層がこれを支持する。

    彼らは、自分たちの社会の中に低い条件で働く外国人労働者をかかえこむことが、自分たちの労働者としての価値をどれほど毀損するのかということろまでアタマがまわらない。

    いつでも首を切ってくれてかまいませんよ」という条件で働く(おそらくは外国人の)労働者は、ある意味で優遇される。そして彼らは雇用されやすくなる。

    そんなことより真に重要なポイントは、随時解雇をあらかじめ受け容れない一般の労働者が、失業状態からぬけだせなくなることの方だと思う。

    この政権もとんでもないことを実行してくる。

    -- マカダミアンシュリンプ 2013-09-23 (月) 14:09:15
  • ANAの掲載文、暖かさ、ぬくもりを感じるいいコメだ。この人は本当に文の創作に才がある。感性がたけている。飛行機の中での想いをサラサラと上手く表現されていて、文の構成もしっかりしている。天才!


    アベはアンダーコントロールという言葉がとても好きらしい。なんでもこの一言で片づける。実際なにもアンダーコントロール下にない現状。あきれ果てる。
    ほんとにベテルギウスのように自爆してでも新しいモノをつくっていかなきゃいけない時期だと思う。恒星の誕生のように。古い体質は破壊する。もうこれしか手立てはないよ。 -- 南極の氷2013-09-23 (月) 14:20:16
  • ベテルギウスは赤いから夜空をみたらわかりやすいよね。超新星爆発ね。でもほんとにピンとこないよね。こんな世界も現実にあるんだという事実しか頭に残らない。

    リトル・フィートの詩は答えが出せないでいるのでまま考えさせられる。いい詩だ。
    訳がしびれるよ”臆病者という過去系の生き物 そんな男でしかない”なんてフレーズよく浮かんでくるな~感心!! -- 羅生門の鍵 2013-09-23 (月) 14:40:36
  • 心にしみるいいコメントと詩です! -- ももこ 2013-09-23 (月) 14:42:57
  • 宇宙では 30秒に1度の割合で超新星爆発が起き続けているらしいので、そんなに大騒ぎす出来事ではないようだけど、2つの太陽を拝めるロマンは観てみたいな。地球からだと、ちょうど月と同じくらいのサイズに見えるらしい。

    ANAの掲載文、載せてくれましたね。機内で読むと情景がとても鮮明に浮かびました。ANAの翼の王国は権威ある雑誌投稿で、毎月約2万通もの応募から5作品が選ばれるのだから景品目当てでちょっと出されてこれだから大したものですよ! -- ムシャノコウジ 2013-09-24 (火) 01:18:58
  • 渋いいい詩だな~ナイスです。

    天体と言えば、惑星X=二ビルも話題になっている。 『X』とは未知という意味と、ローマ数字の10番目。 すなわち太陽系10番目の惑星を意味する。 この惑星Xこそ、現在地球に向かっているとされる、惑星ニビルである!

    地球上で危険因子がみられるのはこちらの二ビルだからちょっと気にとめておいた方がいい! -- 縄文原人 2013-09-24 (火) 01:32:23
  • Good Job!! -- duke 2013-09-24 (火) 08:21:38
  • 相変わらず訳がすばらしい。心をもっていかれます。ジャクソン・ブラウンがカバーしているのも納得。歌詞の内容から自身が作ったといっても通るように共通性がある。 -- どこものこ 2013-09-24 (火) 13:11:00
  • この詩は知らなかった。すごくいい詩ですね~。Little Featはどのロック名鑑にもDixy Chikenが最高傑作と記されてるのでそれしか聞いたことがなかった。yasushiさんのいう未完成故の美がここにあるような気がします。Firstさっそくアマゾンで購入です!ANA掲載文、すごいです。機内で書き上げたショートとは言え素晴らしい!

    やはりアベの嘘にはもうこりごりって感じです。あんな嘘で五輪を騙しとって成功なんてありえないような気がする。 -- kouji 2013-09-24 (火) 20:55:24
  • ライ・クーダーのスライドギターが素晴らしい。このアルバムをレコーディングしていた当時、ロウエル・ジョージが手の怪我で思うようにギターが弾けない状態だった。隣でレコーディングしていたライ・クーダーが助っ人でギターをちょっと奏でた。それがどの曲だったかは定かでないが、この詩のスライドの音色、うねりからこの詩には間違いなくライ・クーダーが参加している。 -- スターマン 2013-09-25 (水) 20:53:11
  • 今夜は空が澄んでいて星空が綺麗だった。ベテルギウスがどれだか分かんないが。
    とてもいい詩ですね。歌詞(訳詩)もメロディーも切なくてやるせなくて。
    何とも言えない共感を覚えます。 -- 平成ジュニア 2013-09-26 (木) 20:45:38
  • いい詩だ。ロックンロール・ドクター~ロウエル・ジョージの真骨頂ここにあり!! -- ヒューズ 2013-09-27 (金) 23:42:26
  • すばらしい詩です。切ない歌詞ですね~。雲の合間から星空が今、のぞいてる。
    ANA掲載文も流石というか完璧ですね。物語になってます。すごい!

    BUY my Abenomixなんて言っても世界の常識人は皆、あべちゃんのことを馬鹿にして失笑しておるわ。すれだけじゃすまん。日本人皆、嘘つきのレッテルを貼られる。 -- れい 2013-09-30 (月) 00:10:32
  • リトル・フィート、また渋いグループのええ詩でんな~
    へ~~オリオン座の一角が消えてなくなるんやな。壮大なドラマやね~~
    地球規模の出来ごと、日本の出来ごとなだ星クズのかけらにもならへんやろ。
    安部はたいがいにせい。そのうち罰あたってまたポンポンいたなるで。

    お==yasushiはんの掲載文はええ!流石や!! -- こうたろう 2013-10-02 (水) 20:48:11

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